2025.12.09

新刊紹介『明星大学生はうまくいく』

<著   者> 明星大学特別顧問・客員教授西山昭彦
<書籍名> 『明星大学生はうまくいく』PHP研究所   2025年12月9日刊

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<書籍紹介>

日野市にある明星大学は、1964年に創立。学部は9学部1学環、学生数8582名。定員充足率111.2%、経営も黒字で、地域にしっかり根差している。
 卒業生は人気企業や小・中・高の先生など多彩な道を歩み、多摩地域における社長輩出率は全大学の1位だ。ブランド大学でなくても、経営努力で成功は可能である。では、その成功要因は何か。私は、一般的な組織のアウトプット=経営戦略×組織体制×構成員で考えている。

これを大学に置き換えると、

大学というビジネスモデルは一緒なので経営戦略面の差別化は限られる。ポイントは、結果としての学生の「在学中の成長値」(卒業時―入学時)が高いか。長期的には、卒業生の活躍度合いが指標になる。
組織はほとんど一緒だが、経営陣は大きく異なる。オーナー、教員出身ケースがよく見られる。もちろん出自は問わないが、経営力があるかどうかだ。
最後の構成員は、教員、職員が専門スキルと高い意欲で協働しながら最大の成果をあげているかどうかだ。それは①の結果につながる。

 本書では、成功の仮説として、

③教職員の努力で、学生の「在学中の成長値」(卒業時―入学時)が大きい。社会に出た卒業生の活躍が顕著である(その指標として、経営者就任比率が高い)。
経営トップが経営に精通しているの2点を設定した。この仮説で現実を見ていった。結果は、社長輩出率1位、最強の経営陣で、2点とも、優れていることが実証できた。

<目次>
1章 多方面で活躍する学生たち
 スポーツ 
 海外留学・調査 
 小学校教員
 国立大学院進学 
 人気企業に内定
 西山就活ゼミの実績
 高校進路指導担当教諭の声
2章 地域密着の強さ:卒業生には社長がいっぱい 
 社長になっている卒業生
 社長の実態調査
 起業家社長の実態調査 
 明星大学社長プロジェクト
 東京都「大学発スタートアップ創出支援事業」採択と展開
 社長輩出率1位の要因
3章 最強の経営トップ体制
 吉田元一評議員議長(前理事長) 
 落合一泰理事長
 冨樫伸学長
 石森孝志同窓会長(前八王子市長)

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